Hendry Cabernet Sauvignon
ヘンドリー・カベルネ・ソーヴィニヨン

産地 アメリカ
カリフォルニア州 / ナパ・ヴァレー

容量 750ml

分類 果実酒

タイプ 赤/辛口/重

アルコール度 15.8%

ブドウ品種　 カベルネ・ソーヴィニヨン100%

栓 コルク

年間生産量 940ダース

ワインメーカー George and Mike Hendry

商品説明
赤や黒のベリー、スパイス、ドライハーブ、なめし皮の香り。きめ細かいタンニンとともに煮詰めたフルーツやほろ苦いチョコレートが凝縮して滑らかに舌を覆い、時間とともにスミレや甘草のニュアンスが複雑に現れる。手摘みブドウは長期間のマセラシオンを経て、フレンチオーク樽（新樽90％）で23ヶ月間熟成。

土壌・栽培
標高50ｍ、固い岩盤上を小石混じりの痩せたロームが覆う。1996-1997年に植えたブロック16,17,18と2003-2006年に植えたブロック8、9のうち、主にブロック8から。

ヴィンテージ特徴
2019年は、芽吹きが4月7日頃、開花は5月28日から6月1日。ヴェレゾンは8月3日から6日までで、収穫は9月30日から10月17日までのおよそ2週間に渡って行われた。開花から収穫までの平均日数は132日だった。

収穫
収穫日：2019年9月30日-10月17日
手法：手摘み

醸造・熟成
開放型ステンレスタンクで発酵。長期間のマセラシオンを行う。フレンチオーク樽（新樽率90％）で23ヶ月間熟成。

生産者テースティングノート
赤や黒のベリー、スパイス、ドライハーブ、なめし皮の香り。きめ細かなタンニンとともに煮詰めたフルーツやほろ苦いチョコレート風味が心地良く余韻を彩る。開くにつれて、スミレやリコリス風味が複雑に香る。

カリフォルニア州ナパ･ヴァレー
レッドウッド･ロード
設⽴：1992年
オーナー：ヘンドリー･ファミリー
醸造家：ジョージ･O･ヘンドリー、マイク･ヘンドリー
自社畑：28ha
年間総⽣産量：10,000ダース 

Redwood Rd., Napa Valley
California / USA
Est.: 1992
Owner: Hendy Family
Winemaker: George O. Hendry, Mike Hendry
Estate Vineyard: 28ha
Production: 10,000 dozen
http//www.hendrywines.com

農学校教師が興した由緒ある畑
ヘンドリーはカリフォルニア UCバークレー校とデイヴィス校で農学の教鞭を取っていたジョージ･ホワイト･ヘンドリーが1939年、現在のヘンドリー･ランチを切り拓いたことに始まります。ジョージ.Wは⼤学で農作物の品種改良、⽣育法を研究し、さまざま植物や果物を自分の畑で育て、その一部に醸造用ブドウ樹を植えました。ヘンドリー･ランチでの収穫は現在まで 80年を数え、今⽇もヘンドリー･ファミリーが栽培管理しています。

ロバート･モンダヴィとの取引
60年代後半から70年代初めにかけ、ロバート･モンダヴィらの登場により、ブドウ取引がそれまでの収量重視からブドウの品質に取って代わり、その変化に気づいたジョージ･ O･ ヘンドリーは貯水タンクを畑に設置し、灌漑を施し、畑の作物をすべてブドウに植え替えました。さらに地勢や⼟壌が異なる畑を50の区画に整備し、それぞれ定植年、品種、台⽊ごとに栽培管理を⾏いました。

ヘンドリーのブドウの評判を聞いたロバート･モンダヴィは、ヘンドリーと⻑期契約を結び、カベルネのブドウはモンダヴィのカベルネ･リザーブとオーパス･ワンに供給されるようになりました。ヘンドリーのブドウは2001年までモンダヴィへ供給されていましたが、ブドウの取引価格は当時、ナパ･ヴァレーでもっと高い値が付けられていました。またカベルネ以外にも、” 3R”ジンファンデルで知られる、ケント･ローゼンブルムがヘンドリーの畑名を冠したジンファンデルをリリースするなど、ナパ以外の⽣産者の間でもヘンドリーのブドウの評判は高まりました。

1992年に⾃社ラベルでワインをリリース
⻑きにわたり栽培農家であったヘンドリーは、ナパ･ワイン･カンパニーにブドウを持ち込み、自社ワインの⽣産を開始。 80年代、ロバート･モンダヴィの醸造コンサルタントをしていたボブ･ミューラー（現マッケンジー･＝ミューラー当主）に醸造を委託し、 1992年に2000ダースのワインを初リリースしました。その後、畑に隣接する⼟地を整備して、2001年にワイナリーが完成し、栽培から醸造、瓶詰めまで自社で一貫した⽣産が実現しました。
現在、醸造はジョージ・ヘンドリーと甥のマイク･ヘンドリーの 2人が担っています。

ユニークな⽴地条件
ヘンドリーの畑はナパ市から⻄へ向かい、北上した緩やかな高台にあります。畑が位置する高台はカーネロスとマウント･ヴィーダー地区の中間に位置し、サン･パブロ湾からの涼風が吹き抜ける一⽅、⻄側に聳え⽴つマウント･ヴィーダーが太平洋から吹きつける⾬と寒風を遮り、ちょうど温暖な気候が保たれたテラスとなっています。この涼風と温暖な気候がヘンドリーのブドウをゆっくりと成熟させ、理想的な⽣理的成熟のもと、ワインに適度な熟度と豊富な酸味をもたらしています。

近年の受賞･評価など
Top 100 Wineries of 2021, Wine & Spirits Magazine