ワインショップおたご屋は世界最南端のワイン生産地、ニュージーランドのオタゴ地方のワインを中心に扱うワインショップです。
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ラ・フェルム・ド・サトウ・シストゥ 2019 La Ferme de Sato Schisteux
La Ferme de Sato Schisteux 2019
ラ・フェルム・ド・サトウ・シストゥ 2019


ALC:13.7%
クロージャー:スクリュー
品種:シュナン・ブラン 100%

シュナン・ブランが植えられているのは、畑の中で1億5000万年前のシストの岩や砂利を最も多量に含み「私たちはそこにシュナン・ブランを植えてみたいと思わずにはいられなかった」と佐藤さんが語る区画。
手摘みされたブドウは除梗・破砕され、全房でバスケットプレスされ圧搾。ニュートラルな古樽にて自然醗酵、そのまま 15 ヶ月熟成(MLF あり、バトナージュなし)瓶詰め前に 20ppm の亜硫酸を添加。12 ヶ月瓶内熟成以上。無濾過、清澄剤不使用。


La Ferme de Sato ラ・フェルム・ド・サトウ とは

2007 年にセントラル・オタゴへ移住し、2009 年から自身のレーベル Sato Wines / サトウ・ワインズを設立した佐藤さん夫婦ですが、これまで周辺のビオディナミ(バイオダイナミック)もしくはオーガニック農法で栽培された買いブドウからワイン造りをしてきました。しかし設立前にフランスなどワイン伝統国の自然派の造り手で経験を積み、彼らや NZ 国内の先達たちにビオディナミについて学んできた 2 人にとって、自分たちの畑および醸造所を持つことは1つの明確な目標でした。

その 2 人にとって念願の自社畑プロジェクトが始動したのは 2015 年。セントラル・オタゴ ピサ地区の平均標高 300m を超える高所のロケーションに、適度な広さがあり傾斜の激しい、それも好条件となる東向きの斜面に位置する、絶好の土地が売りに出されているのを見つけたのです。その土地を購入し、一から土壌成分や斜面の向きなどを徹底して調査した2人は、その土地がシスト(片岩)を多く含み、冷涼な気候であるセントラル・オタゴにおいてもさらに昼夜の寒暖差が大きい微気候をもっていることを確認します。

調査を重ね、畑を土壌や標高、斜面の向きによって6つの区画に分けて管理(総面積は 3.1ha)することにした2人が選んだのが、Pinot Noir, Chardonnay, Chenin Blanc, Cabernet Franc, Gamay という5つのブドウ品種でした。2016 年にクローンを選抜して植樹を開始。当初からビオディナミを実践し(2019 年には BioGro 認証を取得)、少しずつプロジェクトを進めていった彼らは遂に 2019 年産のブドウから初めて自社畑シリーズのワインをリリースすることを決意。同年畑の横に醸造所を新設し、「La Ferme de Sato / ラ・フェルム・ド・サトウ」として全5種類のワインを仕込みました。

自社畑は標高 1950m のピサ山を背後に、底に湖のあるクロムウェル盆地の西側の丘に位置しています。標高は最も低い部分で298m、最も高い部分では 349m にも及び、冬季に発生する霧を眼下に見下ろすとまるで雲の上にいるかのようです。そして最も特徴的なのがその土壌構成で、より標高の高い畑では1億5000万年前のシスト(片岩)が風化せずに岩や小石としてゴロゴロと残っています。水はけが良く保水性も低いため、土壌を発展させていくためには畑におけるハードワークが欠かせません。また強風吹き荒れる傾斜のきつい斜面に位置しており、朝の時間帯に日照量を享受しつつ、比較的早い日没により夜は温度が下がるため昼夜の寒暖差はとても大きくなります。結果的に、存分に日光を浴びながら、冷涼気候による恩恵を受けた素晴らしいブドウが収穫できるのです。

全5種類のラ・フェルム・ド・サトウの内、先行リリースされていた3種に続いていよいよ Pinot Noir, Chenin Blanc も入荷しました。可能な限りセラリングされてから開けられることを推奨致します。

・ 販売価格

7,260円(税込)

・ 在庫数
残り2本 残りわずかです!
・ 購入数