ワインショップおたご屋は世界最南端のワイン生産地、ニュージーランドのオタゴ地方のワインを中心に扱うワインショップです。
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カンテ カッパ・エンメ・マルヴァジア KANTE KM MALVASIA 2021
KANTE KM MALVASIA 2021
カンテ カッパ・エンメ・マルヴァジア

生産者名:KANTE (カンテ)
原産地呼称:I.G.T.VENEZIA GIULIA
品種:マルヴァジア100% 
醸造:マセラシオンは行わずステンレスタンクにて発酵、同容器内6ヶ月間熟成。醸造時、瓶詰め時ともにSO2不使用。無濾過にて瓶詰め。

光沢のあるイエローゴールドの外観。完熟したパイナップルやグレープフルーツ、リンゴの蜜などの果実香に石灰質のミネラルや乾いたハーブの香り。口中ではまろやかな酸味やチョーキーなミネラル、ふくよかな果実味が広がり、余韻には甘みとともに心地よいほのかな苦味が残ります。

イタリア最高の白ワインの造り手の一人とも称えられるカンテはトリエステの程近く、カルソに位置する生産者です。カンテの一族は1840年頃からこの地でワインを造っており、現在のオーナー、エディ・カンテ自身も、カルソのDOC認定の立役者で、カルソのコンソルツィオ(協会)の初代会長でもありました。
ローマ時代よりカルソのワインは重用されており、この地で造られたワインが薬として各地に広まり皆に親しまれておりました。また、余談ですがプロセッコという言葉もカルソにあるProsek(プロセック)村に由来しているそうです。カルソは地理学用語で使われるカルスト(スロベニア語:クラス、イタリア語:カルソ)の語源となった地域で、その名の通り石灰質が豊富な土壌が特徴で、ボーラと呼ばれる北から吹く地方風と合わさり、この地独特のテロワールを形成しています。

カルソの土地は地面のすぐ下に分厚い岩盤があり、土の少ない非常に痩せた土地のため、樹が大きくなりすぎず、自然と収量も落ちます。

所有する畑はイタリアに9ha、スロヴェニアに6haと、国をまたがって計15ha所有しております。
尚、以前はカルソのコンソルツィオ会長だったカンテですが、DOCの枠組みに縛られずワイン造りを行いたいため、現在ほとんどのワインはIGT、またはVdTとしてリリースしております。


カンテの象徴とも言える地下ワイナリー
カンテが語られる際、必ず登場するのが、カルソの分厚い岩盤をくりぬいた地下15mのセラー。風の循環を良くするため丸いフロアになっております。階層により温度、湿度が違い、バリックは地下3階、大樽は地下2階、ステンレスタンクが地下1階と各層ごとにその役割がわかれております。温度管理機能付きのステンレスタンクでなくても、このセラーのお陰でタンク内を適切な温度で保てます。

・ 販売価格

5,170円(税込)

・ 購入数